『ディストラクション・ベイビーズ』真利子哲也監督インタヴュー
「暴力を描くこと」

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「エモーションを記録する」

真利子哲也監督の長編商業映画デビュー作となる『ディストラクション・ベイビーズ』はただただ喧嘩にあけくれるひとりの男の姿を剥き出しのまま描いていく。この映画のテーマである「暴力」を監督はどのようなものとして捉え、そして見せているのか。映画をつくることで見つけようとしたそのことについて話を伺った。


——『ディストラクション・ベイビーズ』というこの映画のタイトルはナンバーガールの曲名からでしょうか。

真利子:もともとは『喧嘩の凡て』というタイトルが仮のものとして付いていました。それが別のタイトルでとなったときに、候補のひとつとしてこのタイトルが出てきたんです。やっぱりまっさきにナンバーガールの曲が思い浮かびまして他にもいろいろ考えたんですが、結果的にこのタイトルが好評だったんです。そうであれば、向井秀徳さんを音楽でお願いしますとプロデューサーとも約束した上でこのタイトルになりました。

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真利子哲也(まりこ・てつや)

1981年東京生まれ。大学在学中に制作した『極東のマンション』(2003)『マリコ三十騎』(2004)がゆうばり国際ファンタスティック映画祭で2年連続グランプリを受賞する。東京藝術大学大学院の修了作品である『イエローキッド』(2009)は劇場公開され、毎日映画コンクール新人賞、高崎映画祭、日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞した。その他の作品にロカルノ国際映画祭に特別作品として選出された『NINIFUNI』(2011)、オムニバス映画『同じ星の下、それぞれの夜』の1編である『FUN FAIR』(2012)がある。


ディストラクション・ベイビーズ

「ディストラクション・ベイビーズ」
2016年/日本/108分/ビスタ
監督・脚本:真利子哲也
脚本:喜安浩平
音楽:向井秀徳
出演:柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮、北村匠海、岩瀬亮、キャンディ・ワン、テイ龍進、岡山天音、吉村界人、三浦誠己、でんでん
製作:「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会

©2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会


配給:東京テアトル
5月21日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショー