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January 27, 2006

《再録》here & somewhere

[ cinema ]

(2006年1月27日発行「nobody issue21」所収、p.28-31)  4年ほど前、ペドロ・コスタ監督の『ヴァンダの部屋』(00)を初めて見たとき、私はふとヤニス・クセナキスの『ペルセポリス』という音楽を思い浮かべた。 『ペルセポリス』は1971年に8チャンネル・テープで録音されたいわゆる電子音楽。詳しくは、「複数のアコースティック楽器による演奏と、集音マイクで拾集された様々な自然音...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:43 PM

January 9, 2006

スキーW杯スラローム第3戦
梅本洋一

[ sports , sports ]

 久しぶりにW杯のスラロームをライヴで見た。今まで書かなかったのでルールの解説。同じコースを二度滑る。1本目は、シード順。最初の15人が第1シード。次の15人が第2シード。そして、次の15人が第3シード。2本目は1本目の順位30位までが進出し、30位から順に滑る。当然1本目はコースが荒れていない第1シード勢が有利。2本目はコースがクリーンな30位が有利。タイムのマージンはあるが、コースが荒れてくる...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:20 PM

「前川國男 建築展」
梅本洋一

[ architecture , sports ]

 清家清、吉村順三と回顧展を見続けた私たち、吉阪隆正についての書物を興味深く読んだ私たちが最後に遭遇するのは、東京ステーションギャラリーで開催されている「前川國男展」だ。清家清がイノヴェーター、吉村順三がアーティスト、吉阪隆正がエクスペリメンタリストだとすれば、前川國男をなんと形容すればいいのだろうか? 彼についての書物にように「賊軍の将」なのだろうか? この展覧会で見るめくるめく作品群を考えれば...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:10 PM

ラグビー大学選手権決勝 早稲田対関東学院 41-5
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 ほぼ予想が当たったことで満足しているわけではない(関東のトライを2と予想したが1トライのみに終わった)が、発見が少ないゲームだった。FW戦、接点、ライン攻撃、その局面でも早稲田が関東を圧倒した。早稲田が5トライに留まったのは、関東のディフェンスが頑張ったからであり、もしも「切れた」状態に陥ったとしたら、早稲田は10トライは奪ったろう。その程度の差があったということだ。  それにしても早稲田は堅い...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:03 PM

January 3, 2006

ラグビー大学選手権05準決勝 関東学院対同志社 31-15 早稲田対法政 61-5
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 もう少し戦術を練りさえすれば関東学院を敗ったかもしれぬ同志社。ポゼッションでも地域でも関東を上回りながらトライを取ることができない同志社。もちろん関東のねばり強いディフェンスは称賛に値するが、今年こそは、という意気込みで臨んだ同志社の空回りが惜しい。競ったゲームができない関西にある同志社の悲哀は分かるが、スクラム、ラインアウト等要所を押さえる関東の老練な戦いぶり。学生チームはゲームの中で修正する...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:17 AM