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February 27, 2007

シックスネイションズ フランス対ウェールズ他
梅本洋一

 怒濤の週末(その2)という感じ。先週末はさらに大学教員であるぼくには、入試業務が重なり、試験監督と採点もあった。シックスネイションズでは、アイルランド対イングランドとフランス対ウェールズ戦、そして午後には日本選手権決勝の東芝対トヨタ戦。今、テレビからはアカデミー賞の中継が流れている。UNIDENのモニターに何時間縛り付けられているのだろうか?  まずは結果から。アイルランド対イングランドは43-...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:39 AM

February 19, 2007

ラグビー日本選手権準決勝 トヨタ対サントリー 39-17
梅本洋一

 清宮克幸の今シーズンは終わった。マイクロソフトカップ決勝のころから、このチームの弱点が目立ってきたが、シーズンのもっとも重要なゲームでその弱点が露呈した感じ。学生チーム──つまり早稲田のこと──なら、強気一辺倒で学生たちも清宮のカリスマ性についてくるのだろうし、昨年の早稲田対トヨタ戦のように一発勝負なら、勝てる可能性もあったのだろうが、何度も顔を合わせ体をぶつけ合っていくうちにサントリーのブレイ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:25 PM

January 13, 2007

『LOFT ロフト』黒沢清
松井宏

 黒沢清の新作『LOFT』が先週よりパリで公開されている。日本より遅れることほぼ3〜4ヶ月だが現在の日本人作家の新作がこうして海外で公開されるのはやはり素直に喜ばしいことだ。「日本映画ブーム」が去って久しいフランスに限ればなおのことなのだ。それにしても黒沢清がファンタスティックというジャンルを掘り下げつつメロドラマの要素を明白にしてゆくのは、やはり世界がいまだ世紀の境にあるからだろうか(100年前...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:09 AM

January 7, 2007

『Songs in the Key of Z』アーウィン・チュシド
結城秀勇

ひとことでいえばトンデモアーティスト本である。ジャンルも年代もばらばらな20組以上のミュージシャンがこの本の中に納められている。いや、むしろこの本の中にはあるひとつのジャンルの音楽についての記述しかないというべきなのか。“アウトサイダー・ミュージック”という名前のもとに、著者は一連の「in the Key of Z」(ピッチの外れた)の歌たちをまとめている。 イントロダクションを読めばわかるとおり...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:38 PM

January 5, 2007

『大人のための東京散歩案内(カラー版)』三浦展
梅本洋一

 一昨年にベストセラーになった『下流社会──新たな階層の出現』(光文社新書)を書いた三浦展の新刊。といっても本書は4年前の同名書物の改訂版でもある。東京は4年の間に大きく変貌してしまう。だから改訂版が必要になる。事情は小林信彦の『私説東京繁昌記』と同じことだ。  この著者の書物は『下流社会』ばかりではない。最近の彼の主張は、『脱ファスト風土宣言』! グローバリゼーションとは、マクドナルド化であり、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:55 AM

December 15, 2006

『クルマ少年が歩いた横浜60年代』菊池憲司
梅本洋一

 先頃「カー・グラフィック」誌を定年退職したライター=フォトグラファーの菊池憲司が、少年時代から撮り貯めたクルマの写真を集めた書物。菊池は横浜生まれで、この写真集には60年代初頭のクルマと横浜がたくさん写っている。  『建築を読む』(青土社刊)──乞うご愛読──を準備している間から、ぼくはこの種の写真集を見続けて飽きることはなかった。この写真集も、表紙になっている英国ナンバーを付けたオースティン4...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:55 PM

November 3, 2006

『父親たちの星条旗』クリント・イーストウッド
梅本洋一

 泥沼化するイラク戦争、自民党の首脳による核装備論議容認論、北朝鮮による核実験──かつて西谷修が言った戦争の棚上げに当たる冷戦時代が終結し、グローバリズムというむき出しの資本主義の時代になると、見えなかった戦争がはっきりとその姿を見せるようになる。日本の教育基本法改正についての議論でも「愛国心」の問題がその中心になっているが、なるべくその輪郭を薄くしようと自らに課してきた国民国家が、戦争が可視化さ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:26 AM

October 21, 2006

チェルシー対バルセロナ 1-0
梅本洋一

 ワールドカップ・イヤーのビッグクラブは辛い。シーズンオフが短く、一緒に練習する時間も限られているから、いくら優秀な選手といえどもトップコンディションに戻るまでに相当時間がかかるだろう。だが、チャンピオンズリーグのグループリーグはもう始まっている。移籍、コンディショニング等々、だましながら、ゲームをこなしながら、今シーズンのあるべき姿を探っていくビッグクラブは本当に大変だ。コーチの仕事量は普通の年...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:12 AM

October 13, 2006

『トウキョウ今昔 1966-2006』田中長徳
梅本洋一

 1966年と2006年の「トウキョウ」を右ページと左ページを合わせ鏡のように見せてくれる写真集。2枚の写真の下には、写真家・田中長徳と片岡義男、坂崎幸之助、なぎら健壱との対談が収められている。2枚の写真をくらべてじっくり眺め、下の対談を読み進めると、いろいろなことが分かる。もちろん写真は、かつてあったものしか写さず、今、対象がどうなっているのかに無関心だ。かつてと今が同じかも知れないし、異なって...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:20 PM

October 4, 2006

『パビリオン山椒魚』冨永昌敬
小峰健二

冨永昌敬は小説版『パビリオン山椒魚』において、映画の主軸においた「母探し」の主題をあっさり捨て去ってしまう。そればかりか、映画で主要になった部分は大きく削られていて、映画を見たうえで小説を読んだ読者は驚きを禁じ得ないだろう。映画『パビリオン山椒魚』と小説『パビリオン山椒魚』では物語がまったく違っているし、小説版はあらかじめ「映画のノベライズ」というルールを破綻に追いやってさえいるのだ。 では、物語...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:20 PM

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