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July 23, 2005
『死神の精度』伊坂幸太郎結城秀勇
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『死神の精度』は、2003年の年末から今年の4月に渡る長いスパンで書かれた連作短編である。 「死神」を主人公として、本格推理風、やくざもの風、恋愛小説風、といった1話ごとに違ったジャンルの形式を利用した物語が展開される。ただ、ジャンルの形式を使って、といっても、形式化を押し進めてそれが破綻を来す地点まで行く、というような試みではもちろんない。「風」というのはあくまでプロットの段階でのことである...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 11:51 AM