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『シャーリー・テンプル・ジャポン・パート2』冨永昌敬
小峰健二

[ cinema ]

 冨永昌敬の作品を見ていると途方もない拡がりを感じてしまう。たとえばそれが、江古田という場所で撮られていたとしても、マンションの一室で撮られていたにしても同じである。閉じられた空間であるはずの場所を果てなく拡散させ、映画自身の外壁を取り払う。そのような拡散作用が映画全編に漲り、観客は幻惑し、冨永にやられてしまうのだ。  たとえば『VICUNAS』では、日本語、英語、はては奇怪なタコ島語でダイアロー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:25 AM

『乱れ雲』成瀬巳喜男
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 生誕100周年を記念してディジタルリマスター化が進められている成瀬のフィルムがスカパーの日本映画専門チャンネルで連続上映されている。この日は、別プログラムの加山雄三特集とのからみで、『乱れ雲』が放映された。  他の加山プログラムには『エレキの若大将』、『椿三十郎』などが含まれていて、冒頭には今年68歳になる加山雄三のインタヴューが添えられていた。ひたすら黒澤明のすばらしさを語る加山の言葉の直後に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:23 AM

ラグビー オールブラックス対ライオンズ第2テスト 48-18 ワラビーズ対フランス 37-31
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 南半球の優勢が確実になった、などと暢気なことを言っている暇はなくなった。ライオンズがこうした大差でオールブラックスに敗れたことは初めてだし、フランスはスプリングボクス戦に次いで連敗。  ウッドワードは、失望していると語り、ラポルトはまだ望みがあると語っているが、ゲームを見る限り、「紙一重」などというものではない。ワラビーズ対フランスは確かに大差ではないが、フランスに勝ち味はなかった。ライオンズは...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:21 AM

July 1, 2005

コンフェデレーションカップ決勝 ブラジル対アルゼンチン 4-1
梅本洋一

[ sports ]

 誰もが予想した顔合わせになった決勝戦。勝負は前半20分までであっけなく決まってしまった。怪物アドリアーノ、名前(ウンチ)と顔が不似合いなミランのカカがいずれもミドルをぶち込んだ。ここまででまだゲーム開始から16分しか経っていない。そして、当然、前掛かりになったアルゼンチンを何とか押さえ込み、後半開始直後にロナウジーニョがヴォレーをたたみこみ、文字どおり勝負あった。  リケルメを中心にしたアルゼン...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:47 AM

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