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October 3, 2005

『残像』クオン・ヴー
藤井陽子

[ music , sports ]

 気鋭のトランペッター、クオン・ヴーがNYに拠点を移したのは1994年のこと。それ以後ニッティング・ファクトリー周辺のミュージシャンたちとセッションを重ねていくなかで『Bound』『Pure』『Come Play With Me』といった彼のリーダーアルバムが生み出されたが、それをラジオで聞いていたのが、パット・メセニーだったという。パット・メセニーは電話帳を開いてクオン・ヴーの名前を見つけだし、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:40 PM

プレミアリーグ リヴァプール対チェルシー 1-4
小峰健二

[ cinema , sports ]

 CL予選に引き続き、今週2度目の対戦であるリヴァプール対チェルシー。この対戦には最近遺恨めいたものが生まれつつある。去年のCL準決勝におけるゴール判定や数日前の審判のミスジャッジなどが原因らしく、試合前から舌戦が繰り広げられていた。アンフィールドのファンも興奮している。むろん、ミッドウィークの「静かな闘争」(梅本洋一)の興奮を、極東にいる私たちもまた引きずっている。  試合は前半20分まで、素晴...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:37 PM

プレミアリーグ リヴァプール対チェルシー 1-4
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 ホーム・アンフィールドでの決定的な敗北はリヴァプールにどんな影響を与えるだろうか。前半、ジェラードの素晴らしいシュートで同点に追いついたときの歓喜と、それ以降の一方的な展開。両チームの差は本当に明瞭になった。マケレレ、ランパード、エシアンで構成するチェルシーの中盤、そして、ジェラード、ハマン、シャビ=アロンソで構成されるリヴァプールの中盤に、それほど大きな差はない。両チームとも中盤の潰しあいでほ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:34 PM

October 1, 2005

『黒い時計の旅』スティーヴ・エリクソン
月永理絵

[ book , book ]

 90年にベネッセ(福武書店)から刊行されたスティーヴ・エリクソンの『黒い時計の旅』が、今年8月に白水社から再刊された。エリクソンの小説を読むのはこれが初めてだ。冒頭には、ヒトラーとその姪であるゲリという少女との関係について書かれた簡潔な文章が付されている。この嘘か真実かわからない関係から、壮大な物語が始まる。 『黒い時計の旅』は、もうひとつの20世紀の物語である。第二次世界大戦でドイツが負けず...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:21 AM

チャンピオンズリーグ リヴァプール対チェルシー0-0
梅本洋一

[ sports , sports ]

 今週末のプレミアリーグでも対戦する両チームの今シーズン初顔合わせ。チャンピオンズリーグの枠内で言えば、このゲームの勝敗はそれほど大きな意味はないのだが、キックオフ前からアンフィールドは異常な盛り上がりを見せていた。入場する両チームの選手たちが本当に晴れがましく見える。ハイバリーの老練な雰囲気も良いが、このスタジアムのそれは独特だ。フットボールの聖地はウェンブレーではなく、アンフィールドだと思える...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:19 AM

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