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December 21, 2005

アーセナル対チェルシー 0-2
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 アーセナルのプレミアシップは終わった。それも完全に、しかもチェルシーに完膚無きまでに叩きのめされた。ファンクラブに入っているぼくのところにもヴェンゲルから手紙が来た。重要な1戦だ。頑張ると書いてあった。だが、ゲームを見てみると、プレミアシップの無敗記録を作ったアーセナルの流麗かつ完全なフットボールはもう存在していなかった。残念だが、この現実を受け入れることからしか新たな出発はない。  もちろん言...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:26 PM

December 16, 2005

『美味しい料理の哲学』廣瀬 純
田中竜輔

[ book ]

 本書において幾度も繰り返される「骨付き肉」とは、その名の通りの「骨付き肉」そのもののことのみを指しているわけではない。この「骨付き肉」とは、すべての料理における基本構造が「骨」と「肉」によって成立している、という「仮説」のことを示している。焼き鳥における「串」と「鶏肉」にはじまり、「パスタ」と「ソース」、天ぷらの「衣」と「具」、たこ焼きの「表面」と「中身」といった様々な(ほとんどすべての)料理が...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:35 PM

さあトリノだ、アキラ!
梅本洋一

[ music , sports ]

 W杯スラローム第2戦。マドンナ・ディ・カンピリオ。久しぶりのナイタースラローム。第1戦で4位に入った佐々木明。スタート順は1本目が14番。トップ10に入れないのは、先シーズンの不調故のことだ。小雪が舞う1本目。悪くない滑りだが、フルアタックではない。ところどころに小さなミスもある。1本目13番。  彼の見せ場はいつも2本目だ。ヴェンゲンで2本目にトップタイムを出し、一気にトップ・スラローマーの仲...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:52 AM

December 13, 2005

『現代映画講義』大寺眞輔 編著
黒岩幹子

[ book , sports ]

 この『現代映画講義』と一緒に書店で購入した「文藝別冊・[総特集] 大瀧詠一」の中で、大瀧がこのような発言をしていた。 「(前略)七〇年から八四年までの一五年間は行動の時代で、次の一五年間はその解説の時間。それでちょうど三〇年が経った。つまり、たとえばイチローがバッティングする時に、自分のビデオを見ながら解説しますよね。ただ、どんな人でも行動している瞬間と同時に考えてはいなくて、後でビデオをスロー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:34 AM

December 5, 2005

ボルトン対アーセナル 2-0
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 アンフィールドでのリヴァプール対ウィガン戦の直後ボルトン対アーセナルを見る。アンフィールドでのリヴァプールは本当に素晴らしかった。シャビ=アロンソ、ジェラード、キューウェル、そしてルイス=ガルシアが自在にポジションを変えつつ、長短のスピード溢れるパスが交換され──そう、まるで去年までのアーセナルを見るようだった。美しいアンフィールドで極上のフットボールを見るのは快楽以外の何ものでもない。  そし...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:18 AM

早稲田対明治 40-3
梅本洋一

[ sports , sports ]

 点差はともあれ、このゲーム運びで今シーズンの早稲田がトップリーグのチームに勝てるとは思えない。スクラム圧勝、ラインアウト圧勝──つまりセットプレーでは完勝したのに、6トライしか取れない。明治の例年通りのシャローディフェンスの餌食になった? それはその通りなのだが、今年の早稲田には「早明戦の独特の雰囲気」など関係ないと思っていた。淡々と勝利し、実力を見せつけ、アルティメイトクラッシュすると思ってい...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:16 AM