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May 7, 2007
『越境の時──1960年代と在日』鈴木道彦梅本洋一
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今から20年以上も前、ぼくは一冊の書物を買った。『異郷の季節』(みすず書房)である。著者は鈴木道彦。収められた10篇余りのエッセーのそれぞれが素晴らしかった。パリ滞在というぼく自身との共通項はもちろんあったのだが、それ以上に、鈴木道彦の過不足ない文章と極めて適切な表現に触れ、いつかこんな文章を書きたいものだと憧れを込めて読んだ。 ぼくもこの著者にパリで一度会ったことがある。鈴木道彦自身がそのこ...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 12:24 AM