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February 12, 2008

『パリ、恋人たちの二日間』ジュリー・デルピー
結城秀勇

[ cinema , cinema ]

 もちろん『ビフォア・サンセット』でアカデミー賞脚色賞を受賞した彼女のつくるダイアローグは、テンポよくリズミカルに観客を魅了する。それなりの文化レベル(?)の高さを感じさせるセリフもいやみじゃないし、ビル・アーケム橋で『ラストタンゴ・イン・パリ』の真似をするシーンも、やり方によっては凄く恥ずかしいものにもなりかねないのに、恋人たちの微笑ましいやりとりとして出来上がっている。この映画の見所がジュリー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:47 PM

建築の記憶展@東京都庭園美術館
梅本洋一

[ architecture , cinema ]

 建築が人々の記憶に留まるためには、写真が必要である。挿絵や図版以上に写真と建築の関係は色濃い。「建築の記憶」と題された写真展の発想は正しい。東京都庭園美術館という、まるで空間それ自体が「建築の記憶」のような建物で、この写真展が開催される意義は大きいだろう。旧朝香宮邸のアールデコ建築は、その歴史的な意義はともあれ、それほど好きになれる空間ではないが、目黒区のど真ん中にこれほど静寂観溢れる場所は他に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:48 AM

2008シックスネイションズ フランス対アイルランド 26-21
梅本洋一

[ architecture , sports ]

 ヴァンサン・クレールの快走で26-6になった後半、マルク・リエヴルモンは、フロントローをふたり代える。第1戦でスコットランドFWに押し込まれた左プロップのジュリアン・ブリュニョーとフッカーのセルヴァの投入だ。それまでは1番がフォール、2番が百戦錬磨のスザルゼフスキ。直後にアイルランド・ボールのスクラム。案の定押し込まれるフランス。アイルランドの逆襲はここから始まった。ほぼ勝敗は決まったからもしれ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:44 AM