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July 7, 2010
『あの夏の子供たち』ミア・ハンセン=ラブ松井宏
[ cinema , cinema ]
処女長編『すべてが許される』に引き続いて、自殺する男を仮の中心に据えたミア・ハンセン=ラブの長編第2作目は、やはり前作と同じく「どのように不幸を描くか」ではなく「どのように幸福を描くか」をまずもって問題にする作品だった。弱冠30歳のこの女性監督は、たぶん不幸を描くための前段として幸福を描いておこうなんて、そんなチャチなことは考えていない。幸福は否定されない。幸福はこの作品のルールそのものだ。だか...全文を読む ≫
投稿者 nobodymag : 10:57 PM