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April 4, 2005

『THE INTERNATIONAL TUSSLER SOCIETY』インターナショナル・タスラー・ソサエティ
月永理絵

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まずインターナショナル・タスラー・ソサエティとは何者か、という説明から始めよう。彼らは1989年に結成されたノルウェーの3人組バンド、モーターサイコのメンバーによるサイド・プロジェクトの名前であり、発表されたアルバムのタイトルでもある。インターナショナル・タスラー・ソサエティの発足のきっかけは、あるアメリカ映画、それもウェスタン映画のサントラ制作をてがけたことによるという。そのときサントラ盤として...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:49 AM

March 18, 2005

『アジア最終予選』大住良之
梅本洋一

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かつて「サッカーマガジン」の編集長を務めたこの著者の書物を本欄でも1冊紹介したことがある。また「日経新聞」のWeb版での大住のコラムも毎回楽しみに講読している。来週の対イラン戦を控えてタイムリーな1冊が出版された。だが、この書物は、今回のアジア予選の展望ではない。ドーハ、ジョホールバルと、アジア予選でもなければ絶対にどこにあるか分からないだろう地名をクライマックスに、93年、97年の代表を追い、そ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:44 AM

March 12, 2005

『フランシス・ザ・ミュート』マーズ・ヴォルタ
鈴木淳哉

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食い詰めた悪党が一発逆転をかけた銀行強盗の後、メキシコへの脱出をはかり、まんまと成功したり仲間割れしたり、といったすべての映画の上映時間を足すと、だいたい私の生きた人生と同じ位の長さになるというほどのことはないだろうが、とにかく、使い古された擦り切れ寸前のドラマではあろう。劇的な人生の話。または…全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:45 AM

March 11, 2005

『フェスティバル・エクスプレス』ボブ・スミ−トン
藤井陽子

3月9日水曜日、渋谷シネセゾンのレイトショーは盛況だった。スクリーンの中でジャニス・ジョプリンが、ザ・バンドが、バディ・ガイが、グレイトフル・デッドが曲をやるたびに、映画館のあちこちから拍手がこぼれてきた。感動的な夜だった。 1970年、当時最高のロック・ミュージシャンたちを乗せた列車がカナダのトロントを出発し、西へ西へと旅をしながら各地でフェスティバルを繰りひろげた。『フェスティバル・エクスプレ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:21 AM

February 21, 2005

アク−スモニウム・サウンド・プロジェクションによるライブ公演
16チャンネル・スピーカー・オーケストラ(2月18日@エスパス・イマージュ)

アク−スマティック音楽がもたらす感覚は、映画の創生期に多くの観客が体験した感覚—海の映像を見た後スクリーンが濡れていないか確認し、迫りくる列車から逃げだそうとした—に近いのかもしれない。 照明が落とされ、聴衆の周りだけでなくその直中にも設置された16のスピーカーから発信されたジョナタン・プランジェによる演奏、F・ベル「Vibration compos_es」は、音がそこに出現する空間と時間の濃度、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:17 PM

November 28, 2004

ラグビー テストマッチ
ウェールズ対ジャパン

パリに住むラグビー好きの友人とメールをときどき交換している。パリでは放映のないウェールズ対ジャパン戦をDVDにして送ろうか、と申し出ると、健康に悪いのでいらないとのこと。スコットランド戦惨敗、ルーマニア戦敗北……。最後の1戦ぐらい「善戦」するかと淡い期待を抱いたが、友人の言うとおり、健康に悪いゲームになった。 98-0。トライ数14-0。つまりウェールズは奪ったトライをすべてコンヴァージョンした。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:36 PM

November 27, 2004

チャンピオンズ・リーグ
PSVアイントホーヘン対アーセナル

アーセナルの不調はこれがどん底なのだろうか。アウェイのこのゲーム、開始早々にコーナーからドンピシャのヘッドを決められ後手に回る。ようやく前半にアンリーリュングベリーアンリとヒールパスが繋がりアーセナルらしい得点で同点に追いついたが、後半になるとまずローレン、そしてヴィーラと2名目のイエローで次々に退場。やっと引き分けた。 多くの論者が言うように対マンU戦を0-2で失ってからまったく元気がない。トッ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:54 AM

November 26, 2004

「涙が止まらない放課後」モーニング娘。

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モーニング娘。はいつだってその騒がしさが魅力だった。彼女たちはこれまでずっと、過剰なまでに大げさな身振りで、白々しいほど賑やかな声音で、道徳の教科書に書かれてあるようなありきたりな言葉のみで構成された紋切り型の真実を歌ってきた。それは全然静謐なんかではなくて、嘘っぽくて安っぽくてだからこそリアルな騒音まみれの真実だ。九十年代の終わりごろに流行した「LOVEマシーン」には、カラオケのぺらぺらの伴奏で魂を叫ぶしかない多くの大衆の声にならない声が貼りついていた。だからこそ「LOVEマシーン」は広い...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:57 PM

菊地成孔クインテット・ライブダブfeut.カヒミ・カリィ@代官山UNIT

ジャズという音楽が生まれたとき、それがジャズ以外の何ものでもないとその存在自体が証明するために必要な、だが決して必要であると召喚されて始めて姿を現すものではなく自然とその体に纏っているものがある。それはおそらく対極するものとして二種類あり、そのどちらもが正しいのだろうがジャズという音楽に神が存在するとしたら彼が力を貸すのは間違いなくいかがわしさをたっぷりと湛えた黒い極の上に立つものに対してであろう...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:37 PM

August 29, 2004

『Baby Blue』メアリー・ルー・ロード

1日8時間の路上演奏を日課とするらしいメアリー・ルー・ロードは、その活動の形態やカレッジ・ラジオでのDJ経験があるという経歴からか、他人の曲をカヴァーを非常に積極的に行なう。彼女のファンサイトには100曲以上のカヴァーのレパートリーがずらっと載っている。メジャー・デビュー・アルバムである『got no shadow』から6年ぶりとなるこのセカンド・フルアルバムの表題曲もバッドフィンガーのカヴァーだ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:41 AM

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