梅本洋一 UMEMOTO Yoichi


CINEMA



1,『月の砂漠』青山真治
  6/24

2,『ミレニアム・マンボ』侯孝賢
  11/30

3,『プラットフォーム』 ジャ・ジャンクー
  12/29

4,『息子の部屋』ナンニ・モレッティ
  12/5

5,『トラフィック』 スティーヴン・ソダーバーグ
  6/4

 上記のうち3本が2001年公開ではないが、一応、僕が2001年に見たものの中で5本選 んだ。もちろん『エスター・カーン』も2001年に見直したが、去年のベスト5に選ん でしまった。


OTHER



藤島大
『知と情熱──日本ラグビーの変革者・大西鐵之祐』
(文藝春秋)(書物)

 サッカーについての言説に比べ圧倒的にラグビーのそれは少ない。上記は、ラグビー についての良心的な一冊。大西鐵之祐を継ぐ者はまだいない。


青木淳編
『住宅論──12のダイアローグ』
(INAX出版)(書物)
 昨年は個人的な事情で住宅に関する本を徹底して読んだ。その中で上記は現代の建築 との交点を示す一冊。諏訪敦彦と青木淳の対談も収録されている。

boid
『EUREKA Special』(CD-ROM)
 僕も関わったので論評することは避けるが、樋口泰人の活躍が顕著に刻まれた2001年 だった。上記は、他のすべての樋口の仕事を代表する意味で選んだ。

村上龍
『収縮する世界 閉塞する日本』
(日本放送出版会)(書物)
 昨年から村上龍の主宰するJMMシリーズを何冊か読んだ。僕は必ずしも村上龍に共感 しないが、国家から個人を解放しようとする彼の試みは評価したい。

フランス対オーストラリア戦
(11月、ラグビー・テストマッチ)
 14対13で勝利を収めたフランスの若手中心の代表チームのゲームメイクにひたすら感 動した。
 


内山理与 UCHIYAMA Riyo


CINEMA



『ヴァンダの部屋』 ペドロ・コスタ 
12/2 & 11/27

『花様年華』 ウォン・カーウァイ 
4/6 & 4/29

『クレーヴの奥方』 マノエル・デ・オリヴェイラ 
6/19 & 6/21

『息子の部屋』 ナンニ・モレッティ
12/5

『エスター・カーン』 アルノー・デプレシャン 
8/6 & 10/25

ロバート・クレイマー、アモス・ギタイの特集上映も忘れられません。


OTHER



『不屈の精神』 セルジュ・ダネー (書籍)

『AMNESIAC』 RADIOHEAD (CD)

『INSIGNIFICANCE』 JIM O’ROURKE (CD)

『BAD MOON RISING』 SONIC YOUTH(CD)

『EUREKA SPECIAL』 BOID (CD−ROM)

 RADIOHEADのライヴに行けなかったのが残念でした。
『不屈の精神』は繰り返し読みたい一冊です

 


加藤千晶 KATO Chiaki


CINEMA



『回路』黒沢清
 2/4 & 2/20 & 2/20 & 3/6 & 3/9

『ピストルオペラ』鈴木清順
11/3

『月の砂漠』青山真治
 6/24

『フリーキー・ラヴ!』ジャック・ドワイヨン

第5回公開boid.netでの上映作品
 


OTHER



・ DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENのライヴ
・ SPANK HAPPY『インターナショナル・クライン・ブルー』
・ Emily the Strange
・ Standard deli のハンバーガー
・湘南ホテルで食べた近江牛とフォアグラと栗の料理

 どうにも朦朧とした一年だったもので、まともにベスト10を選べる状態では無いのですが…。それでも鮮明に覚えているもの、今も気になっているもの10項目を挙げてみました。エミリーはアメリカ西海岸生まれのキャラクターで、ロングの黒髪に真っ黒なワンピースとタイツ、黒猫を引き連れている13歳のゴスっ娘。ご当地ティーンに人気らしいです。暗さや意地悪さをシンプルな可愛いイラストでグッズ化していて、語弊があるかもしれませんがリタ・アッカーマン、ミーツ、チャッピーのような。「陰鬱さを楽しむ」のが最大の武器であり、ただ暗く閉じるのでも、明るく開くのでもない彼女は、アッカーマンじゃなくても既にヘヴィだし、チャッピーはピース過ぎて気後れする、そんな現代人が安心して持てるキャラクターグッズなのでは。音楽方面 ではデートコース、スパンクスは2001年という数字と共に、どうしても書いておきたかった二つ。まあ、つまりはこの半年ほど両方のグループリーダーである菊地成孔氏の活動がずっと気になっているわけなのですが。それにしても、デートコースのライヴで頭で考えるより先に体が反応していたこと、スパンクスの歌が2回目にはもう口ずさめたこと、それってすごいことなのでは?その辺りを含め、リスナーとしての距離感や「80年代」についてなどなど、もう少しフォローしたいと思っているところです。
 


黒岩幹子 KUROIWA Mikiko


CINEMA


<2001年劇場公開映画 ベスト5>


『A.I.』スティーブン・スピルバーグ

『エスター・カーン めざめの時』 アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

『回路』黒沢清
 2/4 & 2/20 & 2/20 & 3/6 & 3/9


『キプールの記憶』アモス・ギタイ

『路地へ 中上健次の残したフィルム』青山真治
3/25 & 9/29


OTHER


<2001年ジャパニーズ・ガールズポップ(死語?)
レコード ベスト5 >

『インターナショナル・クライン・ブルー』SPANK HAPPY http://www.kingrecords.co.jp/bellwood/bellwoodlabel/newdisc.html

『キミノヒトミニコイシテル』深田恭子
http://www.ponycanyon.co.jp/wtne/cdj/011003fuka.html

『Pizzicato Five R.I.P』Pizzicato Five
http://columbia.jp/~pizzicato/disco.html


『The Essence Of Pop-Self 1996→2001』ya-to-i http://www.moonriders.com/contents/disco/tohru/fvcc80141.html

『ザ☆ピース!』モーニング娘。
http://www.zetima.co.jp/artist/Morning/Disco/34.html

 どちらも順位不同です。映画は、まず去年見れた本数自体が少なかったこともあり、選ぶのに苦労しました。この5本は、偶然にもその中で2回ずつ見たものになりました。『ヴァンダの部屋』にはかなり衝撃を受けたのですが、劇場公開作品ではないので除外しました。  
  もうひとつのベストは、要は女性(アイドル)がボーカルをとった歌謡曲のベスト5と言ったところです。因に5枚とも男性がプロデュースしてます。そういった枠で語らなくても、どれも去年の音楽シーンにおいて重要な作品だと思いますが、去年はガールズポップというもの(その存在自体を含めて)について考えさせられた、何らかの変革があった年だったような気がします。特にピチカートの解散とスパンクスのレコードデビューの合間に発表されたya-to-iのアルバムが、どうにも歪に聴こえてしまうことは、大変興味深く思いました。

 


澤田陽子 SAWADA Yoko


CINEMA



1,『風花』相米慎二 
   2/15
 
2,『月の砂漠』青山真治 
    6/24
 
3,『マチュ―の受難』 グザヴィエ・ボーヴォワ

4,『エスター・カーン』アルノー・デプレシャン
   8/6 & 10/25

5,『恋ごころ/狂気の愛』ジャック・リヴェット


OTHER



『Jacques Rivette/secret compris』
Helene Frap pat   
LES CAHIERS DU CINEMA
http://www.cahiersducinema.com/


『ケケランド』ブリジット・フォンテー(CD)
www.brigitte-fontaine.com


『TIN PAN』鈴木茂 細野晴臣 林立夫(CD)

『アフガンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』
モフ セン・マフマルバフ 現代企画室

『最後の家族』/『誰にでもできる恋愛』 村上龍 玄冬舎

 六本木六丁目市街地再開発地区では現在超高層オフィスビル「六本木ヒルズ」が建設 中である。今から10年以上前のいわゆるバブルと呼ばれる時代から始まっていたら しいこの事業であるが、昨年の夏当たりから急速にそのスピードを上げたのだろう か、夏以降西麻布の交差点を渡るたびにものすごい勢いで巨大になってゆくこの高層 ビルをただ見上げていた。
  某雑誌に建築家北山恒は、「世界貿易センタービルのような資本主義の象徴的建築は もう行き詰まりに来ている。そう言う意味であの映像は“20世紀都市システムの終 焉”を意味するものだったと思う。」と寄せる。9月11日以後の現在も、六本木界 隈のバブルの残り粕を一挙に掻き集めるように肥えていくこの高層ビルを見上げる 時、巨大な亡霊を見ているような、巨大な墓石を前にしているような気になるのは きっと私だけではないだろう。

 


酒井航介 SAKAI Kosuke


CINEMA



『回路』 黒沢清
 2/4 & 2/20 & 2/20 & 3/6 & 3/9


『ヴァンダの部屋』ペドロ・コスタ
12/2 & 11/27

『月の砂漠』青山真治
 6/24

『エスター・カーン』アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

『ワイルド・イノセンス』フィリップ・ガレル
12/11


  印象に残っている映画はこのほかにもあるけれど、観たその日のことが忘れられない映画はこの5本。『ワイルド・イノセンス』は例外。あの日の日仏学院は満席で観ることが出来なかったが、上映後に顔を合わす観客たちの表情は忘れられない。


OTHER



鈴木書店
イエナ書房
京都・北山のBEAMS
バーガーキング(日本撤退)
(必読!→http://www.sayko.co.jp/article/syogyo/insyoku/2001/2001-5-2.html

 今年も年明けは片田舎の実家で迎えた。実家に帰るたび思うが、田舎は変わらないことを確認する場所で、都市は変わることを確認する場所なのだ。そう思うにつけ、2001年に失くなってしまったものを幾つか挙げてみた。
京都・北山はBEAMSの新風館(これがまた良くない >> http://www.shin-puh-kan.com/)への移転で本当にポストモダンの遺跡のようなところになってしまった。渋谷センター街で僕の唯一の場所はバーガーキングだったが、いよいよ僕もセンター街がただ通 り過ぎるだけのところでしかなくなってしまった。そりゃ、紅白で一番盛り上がったのがドリフなわけだし仕様がないか。

 


志賀謙太 SHIGA Kenta


CINEMA



『平原の都市群』ロバート・クレイマー
 「映画見に山形まで行く!?バカじゃねぇの」なんつってたのはほんの2年 前。 山形はほんとに山に囲まれてました。はい。行ってよかったです。はい。

『月の砂漠』 青山真治
 6/24

 三上博史の表情とピエール瀧の声、そしてたむらまさき氏のカメラへ。あの 役員室のシーンはまじで、最高でした。

『エスター・カーン』 アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

 他の人も挙げてるんだろうなあ。でも外せないよなあ、これは。良かったも ん。 いっつも口が半開きなデプレシャン弟が気になってしょうがなかった。

『花様年華』 ウォン・カーウェイ
4/6 & 4/29

 マギー・チャンの下腹部がやらしかった。ちょっとやられました。今でもた まに「キサス、キサス、キサス」(僕にはこう聞こえた)なんつって口ずさんでます。

『リリィ・シュシュのすべて』 岩井俊二
10/31 & 11/10

 これよりいい映画なら何百本とあるだろうし、「ベスト」という場所に挙げるべき ではないかもしれない。しかし「哀れで美しい日本」の末路としてこの映画があ り、ヘッドホンをしながら叫ぶ少年のやり切れなさと傲慢さは、おそらく僕も共 有していると思うので。


OTHER



『POINT』 コーネリアス
 今年一番聴きました。フリッパーズ時代からオザケン派だったのですか、これ を機に宗旨変えしようかと思いました。

レイ・ハラカミのライブ inリキッド・ルーム
 時期は忘れてしまいましたが、とにかくとんでもなく気持ちよかったのは憶え ています。スピーカーの前でずっと踊っていました。 

『センセイの鞄』 川上弘美
 別にどうってことないお話だといえばどうってことないのですが、しかしどう ってことあるぞと思えば、そうとう、どうってことある小説だと思います。

『小説修行』 小島信夫・保坂和志
 保坂和志もそうとうに不敵な小説家ですが、小島信夫の不敵っぷりったらそれ を軽く上回ります。老獪なんだか、なんなんだか。もしかして「てにをは」 があってないんじゃないかと思うだけでドキドキものです。

「無名アーティストのWild Life」 画家古谷利裕氏のサイト
http://www07.u-page.so-net.ne.jp/bg7/t-furuya/wildlife/index.html

 ほとんどネットいじらないのですが、このサイトの偽日記はよく読んでいます。 あれだけのクオリティの文章を毎日更新していることに感服してしまう。 古谷氏の論考は批評空間サイト(http://www.criticalspace.org/)や boid.net(http://boid.pobox.ne.jp/)なんかでも読めます。チェキ!
 


志賀正臣 SHIGA Masaomi


CINEMA



『月の砂漠』青山真治
 6/24

『ワイルド・イノセンス』フィリップ・ガレル

12/11

『エスターカーン』アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

『クレーヴの奥方』マノエル・デ・オリヴェイラ

6/19 & 6/21

『回路』黒沢清
 2/4 & 2/20 & 2/20 & 3/6 & 3/9


OTHER



『ニッポニア・ニッポン』阿部和重 
 11/15


『われ映画を発見せり』青山真治

太陽劇団『堤防の上の鼓手』

ピーター・ブルック『ハムレット』

『of smiles and tears』christiane legrand

 映画に関しては、やはりこれに関してはこうなるというところの5本だと思います。 ですが、にもまして今年は大量の映画を取りこぼした。すぐに思いつくだけで「ヴァ ンダの部屋」など取りこぼしたのは非常に残念だった。そしてアメリカ映画でこの一 本というのは難しいので、正直なところ避けました。
 その他の5本はやはり音楽を入 れたかったのですが思いつきません。曽我部恵一「ギター」評を読んでから「魔法」 を聞きだしてずいぶんはまっているのですが、2000年リリースだったようです。 christianeは2001年に出たみたいですが、再発だと思います。

 


新垣一平 SHINGAKI Ippei


CINEMA



『花様年華』ウォン・カーウァイ
4/6 & 4/29

『路地へ』青山真治
3/25 & 9/29

『ミレニアム・マンボ』ホウ・シャオシェン
 11/30

『平原の都市群』ロバート・クレイマー

『小説家を見つけたら』ガス・ヴァン・サント


OTHER



October Bass Tri-logue
(10/12@神楽坂セッションハウス) http://www.japanimprov.com/saitoh/trilogue2001/index.html

『明け方の猫』保坂和志

『こんな感じ』渚にて

『The Cold Vein』Cannibal Ox

『The Rainbow Children』Prince

昨年は刺激的な作品に多く出会えたと思う。とくに山形映画祭ではインタビューも いくつかさせてもらい、密度の濃い時間を過ごすことができた。この濃密さを刹那な ものにせず、今年も持続させていきたい

 


中川正幸 NAKAGAWA Masayuki


CINEMA



『花様年華』ウォン・カーウァイ
4/6 & 4/29

『アブラハム渓谷』マノエル・デ・オリヴェイラ

『エスター・カーン』アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

『イルマ・ヴェップ』オリヴィエ・アサイヤス

『息子の部屋』ナンニ・モレッティ
  12/5


OTHER



安田忠夫VSジェロム・レ・バンナ
(12月31日 さいたまスーパーアリーナ)

『ABC戦争』阿部和重

「Goodbye 20th Century」樋口泰人
(カイエ・デュ・シネマ・ジャポン31号)

『womblife』John Fahey

佐藤琢磨 
2002年度F1ジョーダン・ホンダのシートを獲得

 映画はとても順位が付けられず、観た順に並べました。安田VSバンナ戦は、何の根 拠も無く「多分安田が勝つだろう」と思って見ていたのですが、新日の主力選手相手 に「つっぱり」を繰り出して観客の失笑を買っていた頃の安田を思い出し、2001年も 残り一時間というところでうっかり泣いてしまいました。
 


中根理英 NAKANE Rie


CINEMA



『ユリイカ』青山真治
2000年度収録

『回路』黒沢清
 2/4 & 2/20 & 2/20 & 3/6 & 3/9

『フリーキー・ラヴ!』ジャック・ドワイヨン

『路地へ』青山真治
3/25 & 9/29

『エスター・カーン』 アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

 映画祭関係は見逃したものも多く、悔いの残る一年だったかも。この中では『路地へ』 のトンネルのシーンは大友さんのおっしゃるように奇跡のような気がした。「奇跡」 なんて言葉で済ませていてはいけないのだろうけど。


OTHER



デヴィッド・グラブス・バンド@青山CAY
http://www.bls-act.co.jp/news/davidg.html

NO FRAME 大友良英@アップリンク・ファクトリー http://japanimprov.com/yotomo/yotomoj/index.html

黒沢清持参ビデオ&トーク@第5回公開boid.net

エゴ・フガール展@東京オペラシティー・ギャラリー

『サーフズ・アップ』 
ディヴィッド・トーマス&トゥ−・ペイル・ボーイズ

 なんだかまとまりない選択になってしまいましたが、ぱっと思い付くもの。一年間、 前半はライヴによくいっていたのに、後半は…。
 


松井宏 MATSUI Hiroshi


CINEMA



『ワイルド・イノセンス』フィリップ・ガレル
12/11

『エスタ−・カーン』アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

『ミレニアム・マンボ』ホウ・シャオシェン
 11/30

『地獄の黙示録・特別完全版』 フランシス・F・コッポラ


『魚影の群れ』相米慎二

 前半の3本は新作、後半2本は僕自身がスクリーンで初めて見たフィルム。ビデオ も含めて考えたが、最終的に残ったのが偶然スクリーン上の5本だったというだけ。 もちろん、前半と後半との間には僕の皮膚が横たわる。つまり、もはやマグロ釣りだ けに二時間かけることはできないだろうし、ナパーム弾でフィリピンの熱帯雨林を破 壊することもできない、ということ。ガレルもデプレシャンもホウさんも、それぞれ の特異な場所をフレーム内に示してくれる。もちろんセドリック・カーンの『ロベル ト・スッコ』、青山真治の『月の砂漠』も然り。


OTHER



Jリーグ
ストイコヴィッチ引退
:ビスマルク途中交代(チャンピョンシップ第2戦)
:ヴェルディとマリノスの降格争い
武田修宏引退
がんばれ福西

  2000年10月、あれよあれよという間にミロシェヴィッチ退陣、1年後ストイコ ヴィッチ引退。弾道の低いロングフィードと右足アウトサイドでの切り返しは、日本 人選手のレヴェルアップの大きな要因。前期のヴェルディ監督松木安太郎&武田はス トイコヴィッチを見ていなかった、つまりサッカーを見ていなかった。ジュビロ鈴木 監督&中山との違いはそこにある。 グランパスと違って、アンドラーズではビスマルク後に「小笠原」という新たな誕生 があった。喜ばしい。2002年は「小笠原」と「福西」の年になるはず、っていう か、ならないとやだ。
   


三宅晶子 MIYAKE Akiko


CINEMA


『エスター・カーン』アルノー・デプレシャン
8/6 & 10/25

『路地へ』青山真治
3/25 & 9/29

『はなればなれに』ジャン=リュック・ゴダール

『アメリカン・ナイトメア』アダム・サイモン

『フリーキー・ラブ』 ジャック・ドワイヨン

おぼろげな記憶をたよりに振り返ってみました。 「マルクスと映画」がったからだけではないのだけれど、今年は特集やリバイバル上 映を見る機会の方が多く、封切り作を見た回数が本当に少なかった。びっくりです。 今年は、あれもこれも見たかったという後悔の少ない年にしたい。 で、とりあえずリバイバル上映は除き、映画祭上映作品と封切り作品から選びました。 じゃあ『はなればなれに』はいいのだろうか。いや、いいですね。


OTHER



■PRIDEベストマッチ nobodyサイトを見ている方で分かってくれる方がどのくらいいるのかしらという疑問 を抱えながら、敢えて全力でセレクションしました。

1 PRIDE.17 ('01/11/3)

○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ  
VS
●ヒース・ヒーリング
[3R 判定 3-0 ] 
 
*PRIDEヘビー級王座決定戦
1-昨年のノゲイラの登場はPRIDEにとって大きかったと思います。やっとグレイシー VSプロレスだけではない方向が生まれるのではという期待がもてるし、何よりもこの 人の試合は面白くなる。例え最初からヒーリングが勝てないとわかっていても、ノゲ イラが足の故障で本調子じゃなくても、見ている人はこの3Rを心から楽しめた事で しょう。やっぱりプロレスの威信を守るための「負けない戦い」とかが見たいわけじゃ ないよなぁ。


2 PRIDE.18 ('01/12/23)
○イゴール・ボブチャンチン
VS
●ヴァレンタイン・オーフレイム
[1R 4'35" 踵固め]

2-私が”北の最終兵器”ボブチャンチンびいきなのでという理由で。PRIDE皆勤賞の 彼のたくさんの試合の中でも、去年は体重をしぼり寝技に力を入れていた、その成果 がよく表れているなと思った試合。1-でノゲイラがチャンピオンになった今、立ち技 だけではヘビー級は生き残れないでしょう。頑張れボブさん。

3 INOKI BOM-BA-YE2001 ('01/12/31)
○ドン・フライ
VS
●シリル・アビディ
[2R 0'34 裸締め]
 
3-「PRIDEベストマッチ」と名付けたくせに INOKI BOM-BA-YEの試合を入れるのもお かしな話ですが、良し悪しは別にしてKー1VS猪木軍というイベントが残した課題は 大きいと思うので敢えて。Kー1選手の鋭いパンチやキックを警戒してタックルが仕 掛けられないなんてグダグダ言ってる場合じゃないな、という一戦。ドン・フライの あのタックルはかわせないでしょう。(元)消防士、バンザイ!
 

 

結城秀勇 YUKI Hidetake


CINEMA



『ピストルオペラ』 鈴木清順
 11/3

『エスター・カーン』 アルノー・デプレシャン

8/6 & 10/25
『ラヴストリームス』 ジョン・カサヴェテス

『ヴァンダの部屋』 ペドロ・コスタ
12/2 & 11/27

『息子の部屋』 ナンニ・モレッティ
8/6 & 10/25

舞台と部屋で五本。


OTHER



『NBAオールスター2001』 

『せんだいメディアテーク』伊藤豊雄
http://www.smt.city.sendai.jp/

『中上健次エッセイ選集[青春/ボーダー編]』

『新宿泥棒日記』(大島渚)の横山リエ


20点差をひっくり返してのイースタンの勝利に燃えた。
横山リエは2001年と何ら関係がありませんが単にスキ。