ゲスト: 佐向大+月永雄太(予定)

記念すべきCINEMALINK第10回は佐向大監督の2作品を上映します。 工業地帯を舞台に、狂言誘拐やひとりの女性を巡る兄弟の愛憎が展開される『ランニング・オン・エンプティ』。今回東京初上映となる、落花生工場に間違って派遣されてきた出稼ぎの外国人女性と若旦那の交流を描く『ソラからジェシカ』。
臨海部の夜に広がる異様な工場地帯。三里塚というその歴史的、映画的記憶を否応なく思い起こさせる田園風景。「何でもない風景」と向き合いながら、そのなかで蠢く人間ドラマを得意とする佐向大監督の代表作をこの機会にぜひご堪能ください!
また、トークゲストには両作品の撮影を担当し、『東京公園』、『NINIFUNI』などの撮影でも注目を集めるキャメラマン・月永雄太さんをお迎えします。

9/21(水)
開場 19:00/開演19:30

上映作品: 『ランニング・オン・エンプティ』『ソラからジェシカ』 (監督:佐向大)
ゲスト: ゲスト: 佐向大+月永雄太(予定)
会場: UPLINK FACTORY
料金: 予約¥1,600/当日¥1,800(共に1ドリンク付き)

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佐向大(さこう・だい)

1971年神奈川県生まれ。自主制作のロードムービー『まだ楽園』(06)が各方面から絶賛され劇場公開、注目を集める。死刑に立ち会う刑務官の姿を描いた『休暇』(08)では脚本を担当、ドバイ国際映画祭審査員特別賞、ヨコハマ映画祭主演男優賞&助演男優賞を受賞するなど国内外で高く評価された。10年には監督・脚本作『ランニング・オン・エンプティ』、脚本作『アブラクサスの祭』が相次いで公開。

月永雄太(つきなが・ゆうた)

1976年静岡県生まれ。『パビリオン山椒魚』(06、冨永昌敬)で劇場長編デビュー。撮影を手がけた他の作品に、『こんなに暗い夜』(09、小出豊)、『乱暴と待機』(10、冨永昌敬)、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11、瀬田なつき)、『東京公園』(11、青山真治)『NINIFUNI』(11、真利子哲也)などがある。公開待機作に『明日泣く』(11、内藤誠) 、『キツツキと雨』(11沖田修一)、『恋に至る病』(11、木村承子)など。

ランニング・オン・エンプティ 佐向大  2009/80分/ビスタ

定職にも就かずダラダラと毎日を過ごすバンドマンのヒデジ。そんな彼に同棲相手のアザミは耐えられず、ヒデジの兄と友人と一緒に狂言誘拐を仕組み、身代金を要求する。金を集めるために奔走するヒデジ。そして、そのなかで明らかになってゆく家族の秘密……。

監督・脚本・編集: 佐向大
脚本・製作総指揮: 小田泰之
撮影: 月永雄太
出演: 小林且弥、みひろ、大西信満、杉山彦々、菅田俊、大杉漣、角替和枝

ランニング・オン・エンプティ

ソラからジェシカ 佐向大  2011/33分/16:9

父の経営する落花生工場で働く毅は、無口で女っ気のない男。折からの人手不足のため、力仕事のできる外国人労働者を迎え入れることになったが、やって来たのは看護師を目指して日本を訪れたペルー人女性、ジェシカ。すぐに間違いに気づくが時すでに遅し。とりあえず病院の募集が空くまで、彼女は工場に住み込みで働くことになる……。成田の落花生工場を舞台に描かれる、寡黙な男とペルー人女性の心の触れ合い。

監督・脚本・編集: 佐向大
撮影: 月永雄太
出演: 陣内智則、ロザーナ、島田洋八、杉山彦々、川瀬陽太

ソラからジェシカ

UPLINK

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