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August 15, 2005

トライネイションズ ワラビーズ対オールブラックス 13-30
梅本洋一

[ sports , sports ]

 ワラビーズはスティーヴン・ラーカムの怪我でマット・ギタウをSOに入れた布陣。前半こそ、ほぼ互角の展開だったが、ギタウが怪我をしてフタットリーが入ってから、オールブラックスの一方的な展開になった。SOの不在というのは不運であるけれども、グレーガン=ラーカムというハーフ団がワラビーズの中心だったことが逆説的に理解される。ジョージ・スミスでもフィル・ウォーの第3列の両翼ばかりではなく、ボールのリサイク...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:33 PM

アーセナル対ニューカッスル 2-0
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 いよいよプレミアの開幕。もちろん贔屓のアーセナルの開幕戦を見る。ヴィーラのユヴェントスへの移籍。コミュニティ・シールズでの対チェルシー戦敗北。ほとんど昨年と同じ面子でしかもヴィーラがかけた状況で戦わねばならないアーセナル。「スカパー!」の開幕特集の番組で、粕谷秀樹は、「何年も同じタイプのフットボールは飽きた」と酷評したヴェンゲル=アーセナルのフットボール。アーセナル・ファンもぼくも粕谷の発言には...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:31 PM

August 14, 2005

『空中庭園』豊田利晃
結城秀勇

[ cinema , cinema ]

 直木賞の候補にもなった角田光代の小説を原作としたこの映画は、郊外の巨大なマンションの一室を舞台とする。テーマパーク兼ショッピングセンター兼レストラン街であるような場所、「ディスカバリーセンター」を中心とするこの街で、主人公である絵里子(小泉今日子)は、「理想の家族」を作り上げている。  マンションの遠景から、何百という同じかたちの部屋の中の任意のひとつへ向かって一気にクロースアップするショットが...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:13 PM

August 11, 2005

『世界』ジャ・ジャンクー
梅本洋一

[ cinema , sports ]

 北京郊外の世界公園。いながらにして世界のモニュメントを体験できる場。エッフェル塔やビッグ・ベンなどが、縮尺した模型で建ち並んでいる。いながらにして世界を体験できる、という表現は単に矛盾である。「世界」とは徹底して外部にあるものであるがゆえに、その一部──そう、私たちは常にその一部しか体験できない──を体験するためには、必ず外部への踏み出し、つまり旅行が必要になる。つまり「いながらにして世界を体験...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:18 PM

August 10, 2005

サッカー東アジア選手権 韓国対日本 0-1
梅本洋一

[ sports , sports ]

 中澤の左足アウトサイドに当たったボールが、韓国キーパーの股間からゴールネットに突き刺さったとき、このゲームは決まった。フットボールの勝負とはポゼッションでもシュート数の差でもなく、単にゴールの数だ。もちろんポゼッションが高く、シュートの数が多ければ、勝つ確率は上がるが、実際に勝つわけではない。  ベタ押しの韓国がゲームに勝てなかったのは、シュートが入らなかったことと、この日のキーパー土肥が当たっ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:53 AM

『リンダ リンダ リンダ』山下敦弘
梅本洋一

[ cinema , cinema ]

 物語としての「青春映画」の構造を明瞭に備えたシンプルなフィルムはおおかたの好評を集めているようだ。文化祭、バンド、ブルーハーツのコピー、韓国からの留学生……。もちろんタイトルを見ただけで、いろいろな出来事を乗り越えて、女の子たちは最後に「リンダ、リンダ、リンダ」と熱唱し、体育館は興奮の渦に包まれることは予想されるし、事実、予想通りなのだ。ギターの女の子の手の骨折や、ヴォーカルの子が喧嘩して韓国人...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:52 AM

『ルート1/USA』ロバート・クレイマー
田中竜輔

[ cinema , cinema ]

「語る」対象としての「死」とは決定的に「他者」のものでしかない。「自己における死」について、それはどのような場合においても語ることは不可能であるからだ。誰かにその「死」を見せるという「行為」においてそれは不可能であるとは言い切れないとしても、「語る」ことは絶対にできない。だから、語るものとしての「死」とは、すなわち「誰かの死」でしかない。「起こりうるかもしれぬ死」ではなく、「起こってしまったこと...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:50 AM

August 9, 2005

『現代建築のパースペクティブ──日本のポスト・ポストモダンを見て歩く』五十嵐太郎
梅本洋一

[ book ]

igarashi.jpg 
 ポストモダン以降の現代建築の解説書としてはとても適切にまとめられている。誰よりも多くの建築を実際に見て歩いている五十嵐太郎の姿勢は、本書の元になった多くの雑誌や彼のサイトで読むことができる。好奇心にあふれた姿勢と、適切な解説は評価できる。だが、ここ最近の五十嵐のキーワードである、村上隆から想を得た「スーパー・フラット」の全面肯定は、たとえ、その言葉が現在の都市の特徴を極めて十全に表現しているにし...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:35 AM

トライネイションズ2005 スプリングボクス対ワラビーズ 22-16 スプリングボクス対オールブラックス 22-16
梅本洋一

[ sports , sports ]

 同じ点差、同じ内容(つまり共に1トライずつ)で2つのPGの差でスプリングボクスがホームのゲームで連勝している。スタッツを見たわけではないので、正確なことが書けないが、印象でいえば、両ゲームともポゼッションでスプリングボクスが勝っていたわけではない。ワラビーズ、オールブラックスのアタックに対してスプリングボクスのディフェンスという構図は2ゲームとも変わらないのだが、ワラビーズとオールブラックスのア...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:33 AM

August 6, 2005

『せかいのおわり』風間志織
月永理絵

[ cinema , cinema ]

 映画が始まる前にプレスシートのあらすじを読んだ限りでは、ありがちで、陳腐な恋愛映画にしか思えなかった。  幼馴染みの男と女がいる。彼氏に振られる度に自分のもとに泣きついてくる女「はるこ」を、「慎之介」は何も言えないまま一途に思いつづけている。「はるこ」は「慎之介」の気持ちをわかっていながら、曖昧にごまかしている。そしてふたりを見つめるバイセクシャルの「店長」は、「慎之介」に思いを寄せている……。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:10 PM

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