「アカルイミライ」、18:00からの試写会に行けることになり、京橋にある映画美学校を17:30に出て人混みの銀座を小躍り小走りで駈ける。ヤマハの隣にあるという銀座ガスホールへ向かう。銀座?ガス?ホール?その言葉の組み合わせに疑問を抱きつつ、17:45にお米ギャラリー上に銀座ガスホールを発見。エレベーターを出ると人が列を作っている。階段から人がどんどん下りてくる。満員で入れないそうだ。黒岩さんと結城くんと3人で残念。列を作る人が持っていた試写会ハガキのピンクが、nobody4号の表紙を少し思い起こさせる。家へ帰って23:00、黒沢清特集nobody4号を読み返す。時間は戻って18:30過ぎ、試写が始まっているころ、残念な3人は銀座ガスホールから去年忘年会で訪れた銀座の定食屋三州屋へ移動。黒沢清に三つのグラスをコツン。カキフライや刺身の満足気分はたしか去年と同じ。明日は19:00、映画美学校ファーストカット試写会の宛名書きをする予定。本日の試写会を目の当たりにして、まだ見ぬアカルイミライへ思いを馳せ、深くため息。ふぅう。時間に重なる記憶の交錯は、時間が交錯しないことを痛いほど感じさせる。
瀬田なつき