本日は現代美術館、横尾忠則展の最終日。最終日というのはたいてい異常な熱気と混みあいで、お客さんだけでなく美術館スタッフも盛り上がるのだが、今年度の年間計画で(はやくも)ハイライトの横尾展にはいやがおうにも期待が高まる。できうる限りの準備をし、あとは限界に挑戦!みたいな感じは年に一、二度なら楽しいものだ。
金曜、土曜もそうだったのだが、いくら忙しいといっても午前中はまだ余裕がある。まだそんなに混んでこないねぇなどと話しながら、在庫の補充をしながらいつもより少し早めにお昼の休憩をまわしはじめる。ここでのんきにしていると結局休憩がとれなくなったりするのだ。
やはり休憩から戻るとすごい人だかりがショップの周りにはできている。もうそこからはレジから一歩も出られない程で、気が付くとショップから人がはみ出る程、10メートル以上もお会計待ちの列ができている。普段なら慌てるところだけど、これだけの列ができているのだから待つ覚悟はできているのだろうと、そんなものは見なかったことにしてマイペースで接客をすることに。
結局閉店してみるとすっかり店内は殺伐としていて、さすがに皆ぐったりとしている。やっぱりこんなに忙しいのはあと1年くらいいいやと思い直し、打ち上げへ出かける。体中節々が痛い……。
中根理恵