突然だが、もしあなたが新しい才能をいち早く発見する喜びを味わいたいなら、今日22日(火)と26日(土)に《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2014》で2回だけ上映される草野なつかの『螺旋銀河』に駆けつけていただきたい。 ショットで突出する映画ではない。だが、流れがいい。だから目が離せなくなる。そのうちに二人の女優がどんどんと輝いていく。 映画に開眼してやっと10年経ったかどうかという若・・・
今年も『演劇・映画図書総目録2014-2015』(演劇図書総目録刊行会)に巻頭エッセイ「2013年の日本映画界」を執筆しております。書店で入手可能です。 参考までに、言及している映画のタイトルだけ抜き出しておきましょうか。『風立ちぬ』『永遠の0』『なみのおと』。
ハリウッドにおけるギャング映画の全盛期は1930年代。戦後はギャングが登場する場合も彼らを追及するFBIとかの側にヒーローの地位が移る(映画史の勉強が面倒なら、とりあえず『J・エドガー』見て)。「「ギャング映画」を[……]殺人メロドラマのたぐいと了解するにせよ」云々の意味が伝わりにくかったかもしれないので、念のため。
先般の酒席でまったく話が通じなかったので仕方なくここに書きつけておくが、徳田博丸作のときの吉本新喜劇・茂造シリーズが持つプレストン・スタージェス的なハイパー古典主義は大阪人だけに独占させておいてはいけないレベル。