4月29日(金)

 9:20起床。植物園。2日連続。昨日は時間がなかったのでゆったりと廻る。

温室でコケやシダなど。ベンチに座っていると、中東系の女性に写真を撮ってと頼まれる。ひとりで旅行をしているというイラン女性のサシャ、お互い写真を撮り合いましょうということになり園内をふたりで廻る。動物園も一緒に行こうかという雰囲気になったが、僕がニッポンコネクションの会場に行かなければならない時間になってしまったので、その場で別れた。別れたが、軽妙なギャグなど織り交ぜられる程の英語力がなかったことと最後に1枚写真を撮らせてもらわなかったことが本当に悔やまれて仕方がない。14:00写真撮影の後にお茶会。上映会場のひとつである10分ほど歩いたところにある映画館。併設されたカフェでお茶会となるが、多くの人がビールを注文し始めていた。昨日の交流会はボランティアスタッフも参加のものであったが、今回は映画祭のメインスタッフとゲスト。ドイツで人気がある監督は誰かと訊ねる。多くの才能ある監督はアメリカに渡ってしまい、国内で人気があるのはトーマス・ヤーン(『ノッキン・オン・へブンズ・ドア』など)とかかな、との答え。16:00会場の大学へと戻り白石晃士監督『シロメ』(10)観る。恐怖体験に直面するももいろクローバーのリアクションでも笑いが起きていたが、劇中に登場する霊能力者の胡散臭さという日本でも微妙なニュアンスでも観客は笑っていて、そこまで伝わるのかと驚いた。

続いて「nobody presents 三宅唱special」。nobody松井氏と三宅監督のビデオレターが冒頭に上映される。最後に両氏が照れながらドイツ語で挨拶したところで笑いが起きた。22:15本日最後のプログラム、栗本慎助監督『cage』(10)、大橋礼子監督『海への扉』(10)。上映後、Q&Aを終えると24:30を過ぎていた。大橋さんは自分の上映が終わり、安心したら疲れたと言って帰って行った。会場地下ではカラオケ大会が、1階ホールではベルリンから来たバンドがライブ。

金曜ということもあり人はまだまだ残っていた。スタッフとゲスト何人かで街の中心部のクラブに行く。おそらくドイツ人的には懐メロであろう曲が主で、音も単に大きいだけという感じだったが、それでも楽しかった。夜明けとともに帰宅。