14:00〜
『壁にぶつかる頭』La tête contre les murs
(フランス/1959年/95分/モノクロ/デジタル/日本語字幕付)
監督:ジョルジュ・フランジュ
出演:ジャン=ピエール・モッキー、アヌーク・エーメ、ピエール・ブラッスール、シャルル・アズナヴール
http://www.institutfrancais.jp/yokohama/events-manager/cahier3/
高名な弁護士のジェラーヌ氏は、反抗的で情緒不安定な息子のフランソワを精神病院に入れた。フランソワは、伝統を重んじる院長のヴァルモン医師と、現代的なメソッドを採用するエムリー医師の対立を目の当たりにする。精神病ではないフランソワは、癲癇患者のウルトゥヴァンとともに病院から逃げ出すが…。
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16:00〜
『燈台守』Gardiens de phare
(1929年/フランス/82分/モノクロ/35mm/サイレント/日本語字幕付)
監督:ジャン・グレミヨン
出演:ジェニカ・アタナジウ、ガブリエル・フォンタン、ヴィタル・ジェイモン、ポール・フロメ
http://www.institutfrancais.jp/yokohama/events-manager/cahier4/
ブルターニュ地方の海沿いの小さな村に住む燈台守の父と息子は一ヶ月の間、女たちのもとを離れ、海の上での任務に就く。息子イヴァンには婚約者との別れがつらい。そのイヴァンが燈台の中で狂犬病を発症し、苦しみ始め、徐々に父親に対して攻撃的になっていく。海はどんどん荒れ始める。父は、息子の攻撃をかわしながら、遭難船を救うために灯をともさなければならない…。海と陸、男たちと女たち、光と闇、両者のコントラストが本作に宇宙的な広がりを与えている。
「グレミヨンは事後の映画作家である。不幸が起こった後、人間がどのようにそれを生きていくのかを描く。『燈台守』、『父帰らず』、そして『愛慾』でも殺人はほとんど見せられない。」(ステファン・ドゥロルム)
東京国立フィルムセンター所蔵作品
本作のフィルムは毎秒18コマで制作されていますが,上映設備の都合により毎秒24コマでの上映となります。映写速度が早まった状態での上映とな ります。
あらかじめご了承ください。
※上映後、映画評論家・大寺眞輔氏による講演があります。
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当日券のみ。会場にて開場時より販売。一般1200円、会員600円、芸大生無料 (同日2本目は一般も600円) 1本目と2本目のチケットの同時購入可能。開場は、各回30分前より。整理番号順でのご入場・全席自由席。
045-201-1514
東京藝術大学 (横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
〒 〒231-0005
横浜市 中区本町 4-44
ハリウッドにおけるギャング映画の全盛期は1930年代。戦後はギャングが登場する場合も彼らを追及するFBIとかの側にヒーローの地位が移る(映画史の勉強が面倒なら、とりあえず『J・エドガー』見て)。「「ギャング映画」を[……]殺人メロドラマのたぐいと了解するにせよ」云々の意味が伝わりにくかったかもしれないので、念のため。